"回路シミュレータについて" を参考にしながら半加算器と全加算器に対するシミュレーション実験を実施せよ。
図1の回路(マルチプレクサ回路)を Verilog-HDL で記述せよ。また、この回路の機能を説明せよ。ここで A, B, C は入力信号であり、Y は出力信号である。さらに、記述した回路に対しシミュレーション実験を実施せよ。
図1. マルチプレクサ回路
図2のように半加算器1個と全加算器3つを組み合わせて4ビット加算器をVerilog-HDLで階層化設計し、シミュレーションで動作確認せよ。図中の半加算器、全加算器の記述は実験テキストを参考にせよ。
図2. 4ビット加算回路
4ビット入力線A (偶数パリティ符号) の各論理値において1の数が奇数のとき出力ビットEに1を出力し、1の数が偶数の時出力ビットEに0を出力するパリティチェッカをVerilog-HDLで設計せよ。
表1. パリティチェッカ真理値表
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課題5以降は難易度が高い。余力のある者のみ挑戦して欲しい。
入力値Iの値に応じ、図3のように8の字型に並べられた7つの発光ダイオード(7セグメントLED)を10進表示するように制御する回路が7セグメントデコーダである。7セグメントデコーダをVerilog-HDLで設計し、シミュレーションで動作確認せよ。なお設計する回路は正論理である(つまり電圧レベルが高いときを1、低いときを0とする)と仮定せよ。
図3. 7セグメントデコーダと7セグメントLED
【参考】7セグメントLEDの表示を模倣する検証用モジュールについて
(7,4) ハミング符号の符号化器・復号器をVerilog-HDLで設計し、シミュレーションで動作確認せよ。ただし (7,4) 符号とは符号語の長さが7ビット、情報語の長さが4ビットの符号を示す。
4ビット乗算器をVerilog-HDLで設計し、シミュレーションで動作確認せよ。
難波 一輝 (助教・伊藤・北神・難波研究室)
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