情報画像工学実験II

実験II-6. 論理回路設計

レポートについて

レポート課題

課題1:半加算器・全加算器

"回路シミュレータについて" を参考にしながら半加算器と全加算器に対するシミュレーション実験を実施せよ。

課題2:マルチプレクサ回路

図1の回路(マルチプレクサ回路)を Verilog-HDL で記述せよ。また、この回路の機能を説明せよ。ここで A, B, C は入力信号であり、Y は出力信号である。さらに、記述した回路に対しシミュレーション実験を実施せよ。

図1. マルチプレクサ回路

課題3:4ビット加算器の階層設計

図2のように半加算器1個と全加算器3つを組み合わせて4ビット加算器をVerilog-HDLで階層化設計し、シミュレーションで動作確認せよ。図中の半加算器、全加算器の記述は実験テキストを参考にせよ。

図2. 4ビット加算回路

課題4:パリティチェッカの設計

4ビット入力線A (偶数パリティ符号) の各論理値において1の数が奇数のとき出力ビットEに1を出力し、1の数が偶数の時出力ビットEに0を出力するパリティチェッカをVerilog-HDLで設計せよ。

表1. パリティチェッカ真理値表

A[3]A[2]A[1]A[0]E 
00000
00011
00101
00110
01001
01010
01100
01111
A[3]A[2]A[1]A[0]E 
10001
10010
10100
10111
11000
11011
11101
11110

課題5以降は難易度が高い。余力のある者のみ挑戦して欲しい。

課題5:7セグメントデコーダ

入力値Iの値に応じ、図3のように8の字型に並べられた7つの発光ダイオード(7セグメントLED)を10進表示するように制御する回路が7セグメントデコーダである。7セグメントデコーダをVerilog-HDLで設計し、シミュレーションで動作確認せよ。なお設計する回路は正論理である(つまり電圧レベルが高いときを1、低いときを0とする)と仮定せよ。

図3. 7セグメントデコーダと7セグメントLED

【参考】7セグメントLEDの表示を模倣する検証用モジュールについて

課題6:ハミング符号

(7,4) ハミング符号の符号化器・復号器をVerilog-HDLで設計し、シミュレーションで動作確認せよ。ただし (7,4) 符号とは符号語の長さが7ビット、情報語の長さが4ビットの符号を示す。

課題7:乗算器

4ビット乗算器をVerilog-HDLで設計し、シミュレーションで動作確認せよ。


実験II-6トップページに戻る
難波担当実験・演習のページに戻る

難波 一輝 (助教・伊藤・北神・難波研究室)
工学部1号棟4階409号室、内線3255、043-290-3255、namba@ieee.org